平日の休み。午前中に仕事の電話を2本片付けつつ、
城塞都市アルマールに戻ってくるのであった。
まほうつかいがグループ攻撃魔法を覚えないことから、
地道に1階で経験値を始めた。
が、90~250の経験値で成長がすすまず。
パーティ全体に気持ちの緩みが出てきた。
少しだけ2階にいってみようぜ!
どうしてもそういう意見が出てくる。
悪のパーティだもの。
2階へやってきた。
また1階とは違う空気が漂っている。
あまり階段から遠くに行かないように近くの扉で腕試しだ。
ガタン!扉を開けるとシーフ5体に出くわした。
シーフなら安心して戦える。
魔法も特殊攻撃も無かったと思うし。
せんしとせんし2で攻める。
そうりょ、そうりょ2はマツ、バマツで防御力を上げながら、
まほうつかいはモーリスの呪文で防御力を下げる。
とうぞくは隠れてスキをついて攻撃。
相手はシーフ、回避率も高い。
モーリスの呪文は相手を暗闇に包み、防御力を4減らす。
せんし、せんし2の攻撃が当たりだしたら、
防ぐことはできない。
4体撃破し、1体は逃走。
勝利である。
もう一部屋がんばるか、
パーティの気持ちはシーフ撃破で緩みっぱなしである。
もう一つの扉をあけると、
タランチュラ5体とヨギ4体、先制を取られてしまった。
タランチュラの攻撃がそうりょにヒットし毒を食らってしまう。
低レベルのパーティが一番気をつけたい特殊攻撃である。
1ターンごとに持っていかれるダメージは大きい。
ヨギも首を狙って攻撃してくるが、なんとか全員かわせた。
やばい、やばい、パーティの皆が危険を感じている。
すぐさま撤退である。スタコラサッサー。
なんとか逃走できたが、すでに先制と逃走で2ターンかかっているので、
そうりょの体力はいっきに減っていた。おそるべし毒。
すぐさまキャンプを張って、まほうつかいが持つ「どくけし」で
回復させる。どくけしは200Gとなかなか序盤では高価である。
しかし、できるだけ、序盤は3つ以上、持参しておきたい。
毒にかかったプレーヤーが地上に戻るまで、持ちこたえるのは
ウィザードリィの世界では稀である。
中学2年の時に、毒で何人か死んだあの夏が思い出される。
地上2歩手前で絶命した前衛数名を見て、呆然としたなぁ。
その後、早く1階に戻り体制を整えねばと帰路を急ぐ。。。
しかし、あまり遭遇しない通路上で、チャーマー10体と遭遇。
チャーマーは中東の踊り子のようで、魅惑的な踊りで翻弄しつつ、
メリトを連発してくる。
鼻の下を伸ばして見とれて、ちょっかいかけに行くと、
火傷で済まなくなる。メリトの連発はマハリトより怖い。
逃げれるか、、、
「にげる」ボタンに力が入る。。。
逃走成功!
一目散に城塞都市アルマールに逃げ込んだのであった。
しかし、皆、無事である。
今日は一瞬感じた恐怖を薄めるため、酒場にくりだすのだった。
今後の方針を少し考えたほうがよいかもしれない。
今後の方針とは、これだ。
とうぞくを倉庫番にして、
新たに、ホビットのまほうつかいを仲間に加える。
ある程度、育った時点で、とうぞくに転職させ、魔法の使える盗賊を
仕立てるということだ。
魔法で後一歩足りないところを、とうぞくの魔法で補う形を考えた。
将来、コルツ(魔法障壁)が役に立つだろうし、
おそらく、今のまほうつかいより早くメリト、マハリトを覚えてくれる。
そんな気がする。
こうして、アルコールの力で考えた案で訓練場に仲間を打診するのであった。
とうぞく(まほうつかい)ホビット 悪 レベル1 HP4 魔L1 メリト・カティノ